積み木教育について、ご紹介していただきました!

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美和幼稚園の特色教育のひとつであります知能開発教材・積み木教育について、木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市にて配布されている地域情報誌「フリーマガジンkate(ケイト)6月号(2022/05/30発行)」にてご紹介をいただきました!

 

以下、ご紹介いただいた記事です。

 

フリーマガジンkate 2022年5月号より

 

必ず将来必要となる、柔軟な思考力、圧倒的な集中力・持続力を育てる

「生きる力を積み上げる
 1歳半からの能力開発・積み木教育」

 

毎日が発見で、毎日が感動の子どもたち。
この世に生を受け誕生してから、やがて親を見分け、歩き、言葉を話せるようになり、考える能力もできてくる幼児期の発達は、目覚しい限り。

そんな子どもたちに、親の責任として残してあげたい財産、それは意欲・集中・持続力を伴った「思考力=自ら学べる力」という知的財産。
なぜなら長い人生を考えてみると、知的な能力は生涯を通じて子どもたちがよりよく生きて行くための財産として、力を発揮し続けてくれるから。

そこで今回は、教えるのではなく、自ら考える力を身につけさせ、柔軟な思考力と、じっくりと考え取り組む集中力を養うことを目標とした能力開発に最適な知能教育教材「積み木教育」を導入している、君津市の美和幼稚園を訪ね、幼児教育の現場を拝見させていただいた。

 

「知能の完成度は
 3歳までに約60%、6歳までに約80%」

 

ユニセフが発表している“世界子供白書”の冒頭で、
「子どもが3歳になるまでに、脳の発達がほぼ完了する。子ども時代の初期では、親や家族やその他の成人との間の経験や対話が子どもの脳の発達に影響し、十分な栄養や健康、綺麗な水などの要因と同じくらい影響力を持つ。この期間に子どもがどのように発達するかが後の学校での学業の成否を決め、青年期や成人期の性格を左右する」
と断言している。

また、文部科学省も“幼児教育の無償化の論点”にて、
「就学前に適切な教育刺激を受けておかないと、その時期にしか発達しない能力が十分に発達しない。就学前における能力の発達があれば、就学後における教育の効果は大きくなる。しかし、それがなければ、就学後の教育効果は小さい」
と主張するアメリカの労働経済学者ヘックマン教授の主張を資料として添付。

すなわち、幼児期のあり方こそが、人の性格、知能、運動能力に決定的な影響を与える事は、疑いのない事実であり、膨大な調査研究の結果として証明されているのである。

 

認めて、励まして、意欲を育て、一人ひとりの芽を伸ばす “積み木教育”
「子どもが自分で考え行動し、失敗も経験しながら前進する」

 

大脳生理学的に、脳の発達は3歳までに約60%、6歳を過ぎる頃には約80%に達し、10歳位で知能の発達は、ほぼ完成に近い状態になると言われ、幼児期に適切な刺激を与えていくことは、子どもたちが成長する上で非常に大切なことと発表されている。

先述のヘックマン教授によると、幼児期における教育は、社会的に成功する上で重要な能力である、“やる気や学習意欲、努力や忍耐”などの非認知能力を高めることに貢献するといわれている。幼児期が生涯にわたる人間形成の礎となる、運動能力、思考力、言葉、情緒、感性などが育ち発達していく非常に大切な時期であるということは間違いないようである。

美和幼稚園で特色教育として実践されている積み木教育は、全国約80ヶ所の幼稚園・保育園・学習教室で取り入れられている。幼児の知的好奇心を惹きつける具体物を使い、手先を使いながら考えさせ、思考力・意欲・態度・自学自習する姿勢・粘り強さなどの生きる力を育てることを目的とした能力開発教育である。
与えられ続ける教育、教え込まれ続ける教育とは違い、積み木教育は、自学自習ができるベース作りをして行くことが目的であり、学力や成績だけが良ければいいという教育手法ではない。

子どもたちが将来ひとりの人間として自分の考え方を持ち、既存の枠組みが急速に変化してゆく先行きの見えない時代となっても、社会から必要とされる人間として「自分で考え行動し、失敗も経験しながら前進する」ために、“考えるプロセス”と“気付く行為”、そして、“失敗を恐れず挑戦する”この一連の能力こそが全ての学ぶ力に重要と考え、生きる力の礎を育みながら、一人ひとりの能力を伸ばす知能開発教材のようだ。
アメリカの心理学者J.P.ギルフォード博士は、人間の知能をより多面的であると捉え、人間が取り扱う情報、知能の働き、そして知識の仕組みからなる「知能構造(SI)」モデルを発表し、小さな能力の集合体として表されている一つひとつのブロックを知能因子と呼び、以下のように知能を捉えた。

 

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◆ 「はたらき」は、認知・記憶・拡散思考・集中思考・評価の5つで構成

◆ 「領域」は、図形・聴覚・記号・概念・行動の5つで構成

◆ 「所産」は、単位、分類、関係、体系、転換、見通しの6つで構成

即ち、知能は、5×5×6=150の知能因子から成り立っていると考えたようだ。

美和幼稚園では、このJ.P.ギルフォード博士の「知能構造(SI)」モデルに基づき、積み木教育に挑んでいる。

 

「大人になってからの経済状態や生活の質を高める上で、 就学前教育が有効であることが実証された」
(労働経済学者 ヘックマン教授)。

 

知的活動に集中して取り組むための環境下で、より良い学習機会を多く与え、早い段階から教育を行うことはとても重要なことであり、基礎づくりは早い段階から始めたほうが有利に働くことは間違いない。
ただし、知識を詰め込むことや学校の先取りの早期教育ではなく、思考のプロセスを大切に、学びの土台づくりをしっかりと行うことを目的とし、子どもたちの基礎能力のベースアップを図ることこそが重要。

「しっかりと見て、聞いて、自分の力で考え、やってみる」。

教えるのではなく、自ら考える力を身につけさせ、柔軟な思考力と、じっくりと考え取り組む集中力を養うことを目標とした能力開発に最適な積み木教育。同園では1歳半から始められる課外教室も開講している。

決して知能は遺伝子では決まらない。限りない可能性を秘めた未来のために、幼児期にできるだけアドバンテージを高く積み上げる。